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– 帯津良一先生に学ぶ –

2025 5/19
名経営者の建築と風水
2025年5月17日2025年5月19日
目次

帯津良一に学ぶ ―― 家と身体と魂の「つながり」

もくじ

Toggle
  • 帯津良一に学ぶ ―― 家と身体と魂の「つながり」
    • ホリスティック医学とは、「つながりの医学」
    • 「病は家から」――建築医学のすすめ
      • ■ 住環境が人を病ませる
      • ■ 部屋が狭くてモノが多いと、自律神経が乱れる
      • ■ 色が性格をつくる? ―― 色彩と心理の関係
    • 「家」と「場」は、心と身体を育てる場
    • 最後に
  • おすすめの一冊

私たちは、身体に不調を感じたとき、病院に行き、薬を飲み、時に手術を受ける。
それが現代の当たり前の医療のかたち――ですが、もしその不調の根本的な原因が「家」にあったとしたら?

今回ご紹介するのは、日本のホリスティック医学の第一人者・帯津良一先生。
埼玉県川越市で「帯津三敬病院」を経営されながら、医学とスピリチュアリティを架け橋するような新しい医療のかたちを探求してきた方です。


ホリスティック医学とは、「つながりの医学」

帯津先生が会長を務める「ホリスティック医学協会」では、
病を身体の“パーツ”としてではなく、「心と身体と魂のつながり」として捉えます。
それはつまり、環境も含めた全体性(ホリス)を見ること。

この考え方は、風水や東洋思想とも非常に近いものがあります。
先生はそれを「生命場の医学」と名付け、
肝臓と胃袋のあいだにある“目には見えない場”が、
実際に身体や感情に作用していると語ります。

この発想をさらに広げれば、当然ながら“家”や“空間”も、私たちの心身に大きな影響を与えているということになります。


「病は家から」――建築医学のすすめ

帯津先生が監修を務めた『建築医学入門』(松永修岳著)という書籍では、
住まいと病の深い関係をわかりやすく解き明かしています。
ここから、特に印象深いポイントをいくつかご紹介しましょう。


■ 住環境が人を病ませる

「病は気から」とは昔からの言い回しですが、建築医学ではこう言い換えます。

「病は家から」

例えば、食事や運動だけではなかなか回復しない症状が、住まいの改善によって軽快することがある。
住環境が持つ“場のエネルギー”が、私たちの感情や免疫、神経にまで深く作用しているのです。


■ 部屋が狭くてモノが多いと、自律神経が乱れる

ものが溢れ、片付いていない空間では、空気中のプラスイオンが増え、
うつや自律神経失調症を引き起こすリスクが高まります。
部屋が乱れていると、心もまた“過密状態”となり、ストレスが蓄積されてしまうのです。


■ 色が性格をつくる? ―― 色彩と心理の関係

内装や壁の「色」が、性格や感情に与える影響も見逃せません。

  • 赤やオレンジ:行動力・やる気を高める
  • 黄色:好奇心・夢・希望をイメージさせる
  • 緑:調和・平和・人間関係の安定
  • 青:感情のコントロール・理解力向上
  • 紫:霊性・芸術的感受性を刺激
  • 白・黒・グレー(無彩色):心理的にはネガティブに働きやすい

特に白い壁紙ばかりの無機質な家では、落ち着きが失われ、攻撃的な感情が生まれやすいと帯津先生は警鐘を鳴らします。
色とはすなわち「光」。その光が心にどう響くかは、想像以上に大きいのです。


「家」と「場」は、心と身体を育てる場

こうして見ていくと、帯津先生の語る“建築医学”は、
風水や空間心理学、環境デザインの根本にも深くつながっています。

部屋の広さ、家具の配置、色彩の選び方――
すべてが、住む人の呼吸、感情、行動、そして健康と密接に関わっている。
それはまるで、「家そのものが人の身体の延長」であるかのようです。


最後に

帯津先生は、現代医療の最先端を知る外科医でありながら、
目に見えないものの力、そして“いのちの場”を信じ、探求し続けている数少ない医師の一人です。

「病院とは、生と死を包み込む“道場”であるべきだ」

そんな彼の言葉は、いまも私の心に残っています。


おすすめの一冊

📖 『全力往生』(小学館/DVD付き)
死を「終わり」ではなく、「生の完成」として受けとめる帯津先生の哲学に触れられる一冊です。

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この記事を書いた人

稲葉勉のアバター 稲葉勉

稲葉 勉(いなば・つとむ)
一級建築士/インテリアプランナー/神奈川県湯河原町出身
1956年、神奈川県湯河原町生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業後、父の代から続く稲葉建築事務所(1951年創業)にて、管理建築士として地域密着の建築設計・申請業務に従事しています。
公共施設や病院、商業施設などの設計監理から、登記、定期報告業務まで、幅広い建築関連サービスを長年にわたり提供し、地域から厚い信頼を得ています。
主な保有資格
一級建築士
建設大臣認定インテリアプランナー
土地家屋調査士補助者
神奈川県震災建築物応急危険度判定士
主な公的役職
湯河原町消防団 第二分団長(1996〜1997年度)
主な実績
湯河原胃腸病院 改修工事設計監理(1999年)
湯河原町消防第二分団詰所 設計監理(2000年)
エスポット湯河原店 開発申請(2001年)
社会福祉法人 城山学園 開発申請(2010年)
建築設計:30件以上
登記申請:累計400件以上
建築物定期報告:年40件以上
表彰歴
財団法人 神奈川県建築安全協会
 「建築設備優良検査者 表彰」(2004年度)
湯河原のまちづくりと安心安全な住環境のため、今後も建築の専門家として地域に貢献し続けます。

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