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– 藤田田氏に学ぶ –

2026 1/30
名経営者の建築と風水
2025年5月17日2026年1月30日
目次

藤田田に学ぶ――“直感”が風水を超えるとき

もくじ

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  • 藤田田に学ぶ――“直感”が風水を超えるとき
    • ■ リッチになるには「立地」から
    • ■ “見えない力”を活かす店舗設計
    • ■ 宇宙と経済をつなぐ「78対22の法則」
    • ■ 知識ではなく「知恵」で勝て
  • おすすめの一冊

いまや日本中に広がるマクドナルドの赤と黄色の看板。
けれど、当初は「ハンバーガーなんて日本人には根づかない」と多くの人が言っていました。

そんな空気の中、たったひとりで「これはいける」と確信し、
昭和46年7月20日、銀座三越の1階に日本初のマクドナルドをオープンさせた男――
それが、実業家・藤田田(でん)氏です。

今回は、彼の成功の裏にある「場の感覚」、
そして風水をも超える“動物的直感”の力に注目してみたいと思います。


■ リッチになるには「立地」から

藤田氏はマクドナルド1号店の出店にあたり、
毎日、銀座通りを眺めていたといいます。
「どこが儲かるか」は、地図や理論ではわからない。
人の流れを、目で、身体で、肌で感じることが大切だと気づいたのです。

彼が見つけたのは、ほんの10メートルの差で人の流れが劇的に変わる“儲かる場所”。
1丁目から4丁目は左側の人通りが多く、5丁目から8丁目は右側が多い。
この「10メートルは10キロの差に匹敵する」と語る鋭い観察眼と、
諦めずに三越と交渉し、百貨店の軒先にハンバーガー店を構えるという型破りな発想――
そのすべてが、彼の“直感”に支えられていたのです。

「事業は理論で成功しない。動物的な感覚でやるものだ」

この言葉は、風水のマニュアルに頼りすぎる私たちにも、ハッとするひと言です。


■ “見えない力”を活かす店舗設計

マクドナルド銀座1号店は、明るくモダンで清潔な立ち食いスタイル。
これは当時の常識を覆すもので、若い女性が集まり、それに引き寄せられるように男性客、外国人客、家族連れが増え、
開店早々世界売上記録を樹立。アメリカ本社を驚かせたといいます。

  • カウンターの高さは92センチ(お金を出しやすい)
  • 壁や看板に「人を引き寄せる色」を使用
  • バンズの厚さは、最も美味しく感じる比率を計算済み

これらは単なる“商売の工夫”ではなく、まさに「ビジネス風水」。
藤田氏は、空間そのものが人の心理にどう働くかを、
データではなく、知恵と感覚で掴んでいたのです。


■ 宇宙と経済をつなぐ「78対22の法則」

藤田氏がよく語っていた数字があります。
それが「78対22の法則」。

  • 円が正方形に内接すると、面積は78:22
  • 空気中の成分も、窒素が78%、酸素などが22%
  • 人体も水分が78%、その他が22%

彼はこの比率を、あらゆる“迷いどころ”に当てはめてみると良いと言います。

たとえば――
売場の面積、商品の比率、投資と回収のバランス、社員の割合。
中でも印象的だったのはこの言葉。

「お金持ちは、全体の22%。残り78%が中流以下。
しかもその22%が、世界の78%の富を所有している」

藤田氏は、成功者になりたいなら、この22%に入る生き方を選べと語っていたのです。
つまり、「目立たず、なんとなく、平均で満足している」側には、
いつまでたっても本物の豊かさは巡ってこないということ。


■ 知識ではなく「知恵」で勝て

藤田氏は言います。

「人間は動物だ。理屈じゃ動かない。知識ではなく知恵を使え」

この言葉は、建築、風水、デザイン――
すべての現場に生きる、極めて実践的な指針です。

見えるものだけに囚われず、
地面の声を聞き、空気の流れを読み、人の気配を察する。
それが「場所」に命を吹き込み、「空間」に運を呼び込むコツなのです。


おすすめの一冊

📘 『Den Fujitaの商法』(ワニの新書)
マクドナルドを武器に、世界を相手に戦った“日本流マーケティングの天才”が語る珠玉の名言集。

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この記事を書いた人

稲葉勉のアバター 稲葉勉

稲葉 勉(いなば・つとむ)
一級建築士/インテリアプランナー/神奈川県湯河原町出身
1956年、神奈川県湯河原町生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業後、父の代から続く稲葉建築事務所(1951年創業)にて、管理建築士として地域密着の建築設計・申請業務に従事しています。
公共施設や病院、商業施設などの設計監理から、登記、定期報告業務まで、幅広い建築関連サービスを長年にわたり提供し、地域から厚い信頼を得ています。
主な保有資格
一級建築士
建設大臣認定インテリアプランナー
土地家屋調査士補助者
神奈川県震災建築物応急危険度判定士
主な公的役職
湯河原町消防団 第二分団長(1996〜1997年度)
主な実績
湯河原胃腸病院 改修工事設計監理(1999年)
湯河原町消防第二分団詰所 設計監理(2000年)
エスポット湯河原店 開発申請(2001年)
社会福祉法人 城山学園 開発申請(2010年)
建築設計:30件以上
登記申請:累計400件以上
建築物定期報告:年40件以上
表彰歴
財団法人 神奈川県建築安全協会
 「建築設備優良検査者 表彰」(2004年度)
湯河原のまちづくりと安心安全な住環境のため、今後も建築の専門家として地域に貢献し続けます。

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